燻製を作ってみよう


必要な道具 ビーフジャーキー スモークチキン ハムとベーコン

動画 → NHKの取材



ハムとベーコンを作ってみよう
味付け液(ソミュール液と言います)を準備します。肉2Kgに対する配合量です。

水    720 CC
塩    50g
砂糖   45g
醤油    9 CC
ワイン  50 CC
蜂蜜   15 CC
みりん  50 CC

分量は、厳密にしなくても良いようです。
上記を熱を加え一回沸騰させて、冷やしておきます。(右は過熱後冷やしているところ)

豚肉を準備します。

例えば
ベーコン用バラ肉  1Kg程度
ロース肉       1Kg程度

作る肉塊量に応じソミュール液の量も変えます。
勿論 配合比は同じとします。

金属・竹などの串で、肉塊に刺し傷を付けます。

こしょう  4g
ナツメグ 2g
シナモン 2g
オールスパイス1g
セージ  1g
にんにく 12g
生姜   4g

などを混ぜ、肉塊に良くすり込みます。

ビニール袋に肉塊を入れ、それに味付け液(ソミュール液)をいれます。

出来るだけ空気が中に入らないように袋の下のほうから絞り、空気を追い出しながら、入り口をしっかり閉じます。

この状態で7日〜10日間冷蔵庫に入れ、味付け液を良く浸み込ませます。
液が濁ってきたら雑菌が入った可能性がありますので、少し早めでも中止します。

肉塊を袋から取り出し、表面の香辛料を洗い流します。
流水に30分程度浸して塩抜きをします。時々肉塊を少し切り取って熱を加え試食し、必要なら更に塩抜きをして望む塩味に合わせます。

塩抜きが完了したら表面の水分を、キッチンペーパー等で良くふき取ります。

ガーゼとタコ糸を準備します。ガーゼは薬局で購入できます。

ロースハムにする肉塊は、ガーゼで強く締め付けながらハム状に丸く円筒形にして、上からタコ糸で
クルクル巻いて形を整えます。

端っこも締め付けながら結び、片方に吊るし用の輪を作っておきます。

ロースハムはガーゼのまま吊るします。
ベーコン用バラ肉は、網を敷いてその上に並べます。

上部を開放した状態で、60℃程度で30分間 風乾し、肉塊の表面を乾かします。

その後蓋を閉め、天井を少し空けた状態で60℃〜70℃で約2時間、燻製します。
スモークウッド(又はチップ)は、「さくら」か「ヒッコリー」が肉に良く合うようです。

75℃以上になると、肉の脂が溶けて味が落ちるので、75℃を超えないように温度管理に注意します。

燻製が終わったらビニール袋に入れ、空気を抜いてしっかり封をします。

大きな鍋に70℃の温水を沸かし、それにビニールに入れた肉塊を入れて、3時間浸します。

これは、内部の雑菌を殺菌するのが目的で、肉塊が大きいので内部まで熱が伝わる為には3時間程度必要です。

温度管理が難しいので、コンロの火を点けて水温を73℃程度にし、火を消します。自然放置して温度が67℃程度に下がってきたら、再度火を点けて73℃程度に上げ、これを繰り返します。

加熱が終わったら、直ちに冷水に浸けて冷やします。

これで完成!!

買ってきたロースハムやベーコンと見かけは同じですが、味は格段に違います。

ベーコンは、そのままでも 加熱してカリカリベーコンにしても良く、料理にも使え お酒のつまみにも最適です。
お試しください。

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