岩国市 アーチ式の錦帯橋 |
山口県岩国市の航空ショーを見たついでに、日本3名橋に数えられる木造アーチ橋「錦帯橋」に立ち寄ってみました。
資料によると、
5連のアーチからなるこの橋は、川幅200mの河川内に、4つの橋脚を持つ5連の木造橋で、全長193m、継手や仕口といった組木の技術によって造られている。初代は1673年(延宝元年)に完成した。川に隣接する山の上に岩国城があり、当時は武士や一部の商人だけが通行でき、一般の人が渡れるようになったのは明治に入ってから。その後、定期的に架け替え工事が行われ、昭和期まで250年間流失しなかったが、1950年(平成25年)の台風29号により流失。その後幾度かの部分修復を経て現在に至っている、ということだそうです。
その端正な姿を眺めながら340年前を想像していると感慨深く、帰宅後 昔の写真を探して纏めてみました。
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後ろの山の頂上に、岩国城が見える |
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340年前と今が変わらないところが、素晴らしい |
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今から340年前も、着物姿で、同じように この橋の上を歩いていたのだろうか・・・。 |
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修復方法は、今も昔も あまり変わらない |
橋の裏側には、綺麗な組木が見える |
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錦帯橋のアーチは、学術的には「カテナリー(懸垂線)」すなわち鎖を両側から垂らしたカーブになっているそうで、 ロープやチェーンがあれば、誰にでもすぐ作れる美しいアーチの曲線なのだそうです。
ガウディーもサグラダファミリアでカテナリーを利用して美しい曲線を出しているそうですが、それを越える遙か昔に日本で、児玉九郎右衛門によってカテナリーを利用し創建されたということは、実に素晴らしいことだと、改めて感じました。
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橋の構造をCGで表した岩国市観光協会の映像 |
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