手作りの山小屋


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 塗装と 焼肉パーティーと ライブ
山小屋も建築後14年を経過。永い間外壁の塗装を補修してないので、ウッドの痛みが酷くなってきました。

5年ほど前に一度塗装応援に来てくれた「サンデー毎日」という愉快な友人グループが来てくれることになり、外壁塗装後 焼肉で昼食をとり、その後ギターを伴奏に皆で歌うライブをやろう という計画になりました。

外壁用塗料「キシラデコール」と刷毛などを準備したところに、10時半頃に5名の友人が来宅。
早速帽子、手袋、汚れても良い格好に身づくろいし、作業に入りました。以前の経験があるので、手慣れたもの、各自好きな部分の塗装を思い思いに作業開始。2時間足らずで、外周全てが見違える様に綺麗に仕上がりました。

その後、焼肉パーティーとなりワイワイ言いながら腹を満たし、、ビールや焼酎が入って賑やかになってきたとこで、持ってきたギターを2台引っ張り出すと、早速ライブ会場に早変わり。演歌、フォーク、歌謡曲と色んなジャンルの曲が流れます。それに合わせて自然と歌が口をつき、お世話をしていた家内まで加わって、大いに盛り上がりました。5年ぶりじゃ永すぎる、毎年やろう、とか色んな話が出たり、ピザ窯を近いうちに作ろうということで、設置場所まで決めてもらいました。

お陰様で、楽しい時間が過ごせ、一人では なかなかこなせない外壁塗装も終わり、大変助かりました。皆さん、ありがとうございました。



思い思いに作業開始

塗料は全部で9リットルほど使用

 前回手が回らなかった北側も塗装

 6人でやれば、はかどるのも早い。
 
焼肉開始
 
今日のメンバー
 
このオニギリ美味しいよー
 
だいぶアルコールも回ってきました

レパートリーも演歌、歌謡曲、懐かしのフォークなど

皆 自然と口ずさむ
 
ムードたっぷりの演奏に拍手
 
筆者は、まだまだ初心者です
 
 メンテナンス
 軒先をちょっと伸ばす
 工房の軒先が短すぎて、雨宿りが出来ない

 工房の軒先は、急な雨の雨宿り場所であり、時には物を置く場所になるが、軒先が短いので濡れてしまいます。見かけは悪いけど、軒先を伸ばしました。
この方法は、今後色々役に立ちそうです。

軒先の継ぎ足し部分

軒が長くなり、雨宿りが出来るようになった

垂木に新しい垂木を添えて固定し、野地板を打ち付ける。
野地板の上に防水紙を張り、ステップルで固定する。
防水紙の上に、コロニアルを乗せ、固定する。 これで出来上がり。

本来の垂木に、長さ70cm木をねじ止めする

垂木の先端には、横方向に鼻隠し板を付ける

上から、厚さ9mmの野路板を釘で打ち付ける

板の上に防水紙を張る
 
防水紙は、野地板より2cm長くするのがコツ
 
端から屋根材(コロニアル)を張る
 ちょっと変だけど屋根の上に屋根を作る
4ケ月かかって ようやく完成
 
二重屋根完成


工事前 工事後 (屋根がちょっと大きくなっている)
 

昨年末に防水紙を張ったまでで終わっていた屋根の上に屋根を作って4ヶ月、ようやく完成しました。  屋根材は、ちょっと奮発してコロニアルという普通の家の屋根材を1枚360円でホームセンターで購入。
重量が1枚8Kgほどある重たい板ですが、1枚1枚手で屋根に持ち上げるのが、とにかく大変でした。1週間かけて、毎日作業後に不足枚数を数えながら追加購入し、合計250枚使用してようやく出来上がり。

素人作りで屋根が多少波打ってますが、見た感じは色艶ともに豪華で結構気に入ってます。これで10年は大丈夫でしょう。


作業の内容
昨年末の 防水紙張りの状態 タッカー(工事用ホッチキス)で、防水紙の破れた場所を補修

縁に水切り金属板を取り付ける

当初の建築時に この水切り金属板を取り付けてなかったので、端っこから腐食してダメになった。

重たい屋根材を1枚1枚屋根に持ち上げるのが一苦労で、首の頸椎を痛めてしまった。

屋根材は斜面の下から張ってゆく。屋根材の先端を屋根より3p ほど出すのがポイント。
 
屋根材は石膏ボードなので叩くと割れる。釘穴が最初から開けてある。

釘の頭が隠れる部分まで、次の屋根材を被せて、釘の頭が見えないようにする。 
 
防水紙が風で飛ばないように押さえている木材を外しながら、屋根材を張っていく。

端っこは寸法が合わないので、電動ノコの刃を石膏用切断刃に付け替えて、屋根材を切断する。 
 
ようやく半分の斜面が完成。だいぶ 要領が分かってきた。

反対斜面も完成。さあ、この頂上をどう処理するか思案投げ首する。 
 
曲げることが可能なアスファルトシングル材を使うことにする。(約5mm厚のアスファルト板)
 
ハサミで必要な寸法に切り、裏にシリコンシーリング材を塗って貼り付ける。
 
水漏れしないようにオーバーラップ量を加減しながら位置決めしていく。

屋根の尾根部分が、ちょっと色が違うが、ま いいか。   完成!! 

 屋根の上に屋根を作る  経過  

屋根がベコベコになってきた


山小屋も2014年で完成後10年を経過することになります。
素人作りなのに、直撃台風や玄海地震などにも良く耐えてくれたものです。多分 建てる時、造作に釘を使わず、ほとんどスクリュービスを使ったのが良かったのだと思っています。

ただ、当初建てた部分と、建て増しした部分の屋根のつなぎがうまく出来て無かったようで、どうやら雨水漏れを起こしているようです。雨漏りはしませんが、屋根に登るとベコベコと凹む部分があり、軒先も腐ってきました。


手前の継ぎ目から雨水が漏れ、
屋根がベコベコになって凹んでいる

野地板まで水が漏れ、腐ってきた


屋根の上に屋根を作る

当初、屋根の作り直し(葺き直し)しようかとも考えましたが、一回屋根を全部剥いで作り直すのは、雨天時の家財道具や室内の保護を考えると課題が多く、結局、今までの屋根の上に新しい屋根を作る二重屋根にすることにしました。

全部二重にすると30万円ほどかかるので、今回は悪い部分だけの補修にしました。ちょっと外観がチグハグになるけど、ま いいか。


まず北側の斜面から着工

最初に、既存の屋根材の上に根太などの基礎材を取り付け、その上に野地板を張り、その上に屋根材を張ることにしました。
 

ホームセンターから軽トラックを
借りて材木を搬入

まず北側の斜面から取りかかる

屋根材(アスファルト板)の上に直接
スクリュービスで木材(根太)を固定

50cm間隔で木材(根太)を固定する。

 その上に板(野地板)を釘で固定する
釘は、抜けにくいスクリュー釘を使う

板(野地板)の上に防水シート
(アスファルト紙)を張る 

途中で強風の日があり、北側の防水紙が風で剥がれ破れて何処かに飛んで行き、慌てて防水紙を買ってきて補修。

何でもそうですが、作業途中は全て仮止めなので、雨や風で材料がグシャグシャになり、早く工事を終わらせたいけど、結構手間がかかり、2ヶ月以上になるのでイヤハヤ困ったものです。


次に南側の斜面に取りかかる


 材木の保管状態
雨に濡らすと材木が曲がってしまう

手作り山小屋なので、屋根が平らでなく凸凹に歪んでいるので、まず尾根方向に木材を固定して平面を出す 

 北側と同じ手順で斜面に沿って材木(根太)を固定

材木(根太)の上に12mmの板(野地板)を釘で固定する 

 新しい屋根は、元の屋根より約50cm広く作り、大きい屋根がすっぽり上に乗った形とする

だいぶ出来上がってきた。 

良く見ると、軒先はボロボロに腐っていた。やはり素人仕事の水回りは、うまくいかないものだ。 

もう一息。一人で黙々と作業する筆者。

 ようやく形が出来上がった。
これに防水紙を張れば、取りあえず一服できる。 

今度は風で飛ばない様に板で押さえて、取りあえずこの状態で正月を過ごすことにしました。 
    

時間切れで、年内はここまで。
この上に屋根材を張るのは年が改まってやることにしました。防水紙が風で破れなければ、暫くはこの状態で保てるでしょう。


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