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額縁用木枠 45度切断冶具

額縁を作成するには、四隅を正確に45度に加工することが大切です。誤差が出ると接合部に隙間が開いて見かけが損なわれます。

当初は手仕上げでカンナで加工していましたが、技術を要し手間がかかります。工芸クラブの友人にアイデア冶具を見せてもらい、それを参考に45度切断冶具を作成しました。

ガイド棒の長さを長くすることにより、精度向上が図られ、ほぼ満足できる加工が出来るようになりましたのでご紹介します。
(市販のディスクグラインダースタンドを改造して使用。)

                   右写真:額縁の四隅の様子


45度切断冶具の全体構成


市販のスタンドを分解し、左右反対にして使用

ディスクグラインダーに鋸歯を取り付ける

鋸歯の横ぶれ防止用ガイド板をつける

ガイド棒の右端を1本の固定ビスで固定し、
棒を動かして角度が変えられるようにする

ガイド棒の左端を上下にスライドさせて、ガイド棒と
鋸歯が正確に45度になるように微調整する
   
額縁用マット紙 切断治具

右の絵は、私が気に入っている絵葉書の1枚です。
むき出しの絵葉書なので、これを入れる額縁が欲しくなりましたが、通常絵の周りにはマット紙という厚み2mm程度の色紙を使うようです。
調べてみると、マット紙は切断面が45度になるように切断されており、通常は絵画専門店で切っているようです。

趣味で額縁を作っているベテランの友人に、マット紙用の切断治具の作り方を教えてもらい、作成してみました。

切断治具は、板にアルミ棒を固定できる様にし、アルミ棒から10mmのところに深さ5mm幅5mmの溝を切ったものです。

色んな絵の大きさに合わせて自由な寸法の額縁が出来るし、絵手紙を頂いた時などにも使えて重宝していますので、ここにご紹介します。



完成治具一式  (長さ90cmの切断次具とカッター)

滑り止めを張った裏面

マット紙の裏面に、切断したい部分の線を引く

アルミ棒と板の間にマット紙を挟む。まだ固定しない。

10mm幅のアルミ板を物差しとして、アルミ板に線を合わせる

   線をアルミ棒から10mmになるようにして マット紙を固定する

45度カッターを準備する  (OLFA製 マットカッター45度)

  45度カッターは、刃が45度傾いて底面から覗くようになっている

アルミ棒にカッター本体の側面を接すると、刃が溝に入る
ような位置関係にしておく

  このままカッターを右にスライドさせると、マット紙が
  45度に切断できる

この作業を繰り返して四角く切り抜く

切り抜いた部分は45度に角度がついて、白色の枠を形成する

絵葉書を入れる

額縁に入れれば完成
 
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