旅行記

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 東京の下町

 昨年末と今年に、東京に住む娘夫婦を訪ねてしばらく滞在しました。今まで東京は高層ビルが立ち並ぶ近代的な街で、皆忙しく、隣に住む人もよく知らず、人と人の繋がりが薄い所 みたいな印象を持っていましたが、そこに住む人達の日常生活を良く見てみると、私にとっては意外なほど庶民的な側面に気がつきました。

古い昔が結構残っている街
 
山の手線の駒込駅の近くなのに、一昔前の様な商店街、親子二代で一緒に切り盛りしている昔ながらの個人商店、立ち話を至る所で見かける等 何か温かみが感じられ、我が家がある九州福岡市に比べると、むしろ 昔ながらの物が沢山残っているように思える面白い街でした。

ラッシュ時は1時間に24本
忙しいなー
 

街を歩くと古めかしい物が目に付きます

時代物の消火栓が鎮座していました
昔の構えの銭湯
浴室の壁一杯に、立派な富士山の絵が


近くの「しもふり商店街」へ
当時は最先端の名前だった”パリ”シューズ 通路の床のタイルが擦り切れていた

横道の路地には花や植木鉢が

住んでいる誰かが水やりしてるのでしょう


多くの個人商店で 年配の方が頑張っておられた
年代がかった看板。親子二代で仲良く店頭に 老舗のおばさんの笑顔が素晴らしかった


町内会の餅つきに遭遇
寄っていきませんかー 興味深々

やってごらん の声に誘われて

きなこ餅と おはぎを 頂戴してしまいました


家の町並み
車はほとんど入って来ず子供の遊び場 良く見かける立ち話(井戸端会議)

奥細りの路地が多い。

よそ見していると電柱や塀にぶつかりそう。


初めて都電に乗ってみた
 福岡を出る時、テレビで昔懐かしい「ウイスキーボンボン」を手作りしている町工場が放映され、住所が近くだったのでメモしていたので、訪ねてみることにしました。都電に乗っていく場所だったので、初めて目にし初乗りする都電がどんなものか興味深々でした。

当初の予想は、昔の福岡市や現在の熊本市で走っている市内電車を想像し、道路の中央に線路があり、車に気をつけながら道路を渡って高さ15cm程度の段が付いたプラットホームから乗る、傍を車が走り抜ける というイメージでいました。

立派なプラットホームなのに小さな電車
駅に行ってみると、JRもどきの立派なプラットホームがあり、予想していたのと大違い、福岡で走っている西鉄急行電車(大牟田線)なのだ とイメージを変えました。(田舎者で全ての基準が福岡なのです)

ところが、切符売り場が無いし改札口もない。一人だけで立っていた駅員に聞くと一律160円とのこと。お金を払っても切符をくれない。何となく釈然としない。1両編成の可愛いワンマン電車が来た。他の人はパスみたいな物を見せて乗り込んでいく。手ぶらで乗っていいものか えらく迷った。お金は払っているので知らん顔して乗ったら何も言われなかった。

奥行き1mのお店
 地図を片手にウロウロと場所を探していたら、井戸端会議中の二人づれのおばさんから「場所をお探しですか?」と声をかけられた。住所を言うと「この辺ですが」との事。「ウイスキーボンボンを作っているムラマツ製菓を探している」と言うと、「自分もそっちの方向だから一緒に行きましょう」と言われた。話によると、テレビで放映されてから、訪ねてくる人が激増したとのこと。

 たどり着いてみると、住宅街の真ん中に間口1間 奥行き1mの小さな店でした。奥行き1mですから、奥行き30cmのテーブルの上に商品が山積みしてあり、人が入れ違うことも難しい広さ。テレビで見た工房は壁の裏にある様子でした。「全て手作業で、作るのに3日かかる。親から受け継いだ店(工房)を続けている」とのことだったので、思わず「頑張ってください」と400円のパックを5箱も買ってしまった。

切符をくれない駅員 一列に並んで電車を待つ乗客

1両編成の可愛い電車だった

動き出すとき「チーン」と鳴らされる鐘。
電気的で無いのが良い

見落としそうな短いプラットホーム

ようやく ムラマツ製菓へ

直径2cmのボンボンが30個入り。

周りは砂糖で、中にウイスキーが入っている。
口の中でトロリと甘さが広がる。
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