木工細工


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丸のこ台

丸のこは、そのまま使ってもいいですが、台に取り付けると安定した作業で綺麗に仕上がります。決まった寸法に切断するのにも便利ですので、丸のこ台を自作しました。

部材を移動するのに楽な様に、机の引き出し用スライドレールを活用してスライドテーブル式にしました。

特に苦労したのは、のこ歯とスライドテーブルの移動が完全に平行になるようにレールを固定するのと、部材送りバーが、のこ歯とスライド移動方向に対し完全に直角にすることでした。まだまだ改善すべき所が多いですが、使い勝手が良いので参考にして頂ければ幸いです。

スライドテーブル式はストロークが大きいので、本体寸法の割には、大きな物まで切断できます。

スライドテーブルは、2本のスライドレールで固定

物差しを貼り付けておくと便利

のこの一部に穴を開け、塩ビパイプで吸塵機につなぎます

のこ歯の上下が容易な様にレバーを取り付けました

スライドテーブルの一番手前状態

スライドテーブルの一番先状態
 
糸鋸(いとのこ)の集塵装置

かねてから欲しかった電動糸鋸(いとのこ)ですが、9月一杯は特別割引価格で提供 というふれこみに引きずられついに購入してしまいました。

糸鋸を使った作品は自宅で作ろうと考えましたが、作業のスペースが無いので、ついに障子とガラス戸の間の幅90cmの内縁(廊下)で作業することにしました。
ちょっと試し切りしてみると結構切り屑が散乱します。そこで、友人が作ったという集塵アダプターを参考にさせてもらい、掃除機につなぐ集塵装置を作りました。結果は上々。ほとんど鋸くずは散乱しません。

上記集塵装置を付けて掃除機に繋ぐと、障子1枚隔てた内側は畳の部屋 という状態でも、十分木工作業が出来る状態になりましたので、紹介したいと思います。


構造は、作業テーブルの裏側に形の違う板(2mmのベニヤ板と10mm厚の板)を張り合わせて、そのベニヤ板と作業テーブルの間に空間を作り、そこの空気を吸引するやり方です。ベニヤ板の真ん中には、糸鋸の刃が通る小さな穴が開いています。

部品はL型塩ビパイプと 2種類の板を加工します

それらを組み立てて接着します。

裏から見たところ

作業テーブルの裏面に両面テープで貼り付けます

糸鋸本体に取り付けます

上面から見ると、テーブルの穴の奥に、ベニヤに開けた穴が見えます。ここに刃が通ります。

真ん中のシャフトは上下するので、最上部でも当たらない厚みに仕上げます

音がうるさいのを我慢すれば、鋸くずは全く気にしないで、内縁でも十分作業が出来ます
 
竜巻(サイクロン式)集塵機

趣味の木工細工をやっていると、ノコ屑やカンナ屑が沢山出て、狭い工房では頭から木屑をかぶってしまいます。身体にも良いことはありません。
物作りが趣味の人の集まりである工芸クラブの仲間が作っているサイクロン式(竜巻)集塵機を作ってみました。

これは、ちょっと移動がしにくいので一般家庭の部屋の中では使えませんが、ある程度定まった場所で大量の軽量ゴミを集塵するには便利なものです。普通の掃除機では、すぐにフィルターが詰まってしまいますが、掃除機とホースの間にこの装置を付けると、99%以上のゴミが遠心力で付属の容器に集塵出来て、掃除機の吸引力が低下しません。

外観

上部に飛び出た筒に掃除機のホースを接続。
緑色の上部にある横向きの筒に吸引用ホースを接続します。

下部の容器(車のエンジンオイル缶)にゴミが溜まります。
構造

道路工事で使われる円錐状の筒の上下を切断します。大きい径側の側面に穴を開け、雨どいの筒を円錐筒の円周に沿って固定します。外壁に沿って空気が流れ込む様にするのがポイント。
円錐筒の大きい径の方に板で蓋をし、中心部に空気の出口の穴を開け雨どいを接続します。円錐筒の中側にも雨どいを10cm程度の長さに輪切りした筒を取り付けます。
円錐筒の小さい径の方も板で蓋をし、中心部に穴を開け、車のオイル缶などに乗せます。
各部の継ぎ目から空気が入らないようにシールをして密閉度を上げます。


原理

吸い込み口から吸い込まれたゴミは、渦巻き気流で回転し、質量があるので遠心力で筒に沿って回転し続け、重力で落ちて行き下の容器に溜まります。

空気は、渦巻き気流を作りつつ、吸出し口から掃除機に吸い上げられていきます。




 
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